2020年10月25日日曜日

小川山2020/10/19

今日は小川山!with アコちゃん。


いつものデイリーヤマザキに到着した時、めちゃくちゃ寒くて今にも雨が降りそうな雰囲気と今シーズン目標のルートに向き合うのにも完全に日和っていました。

でも、取り敢えずオンサイトトライしてみて、ダメならそれはそれで仕方ない。という気持ちになり、一路小川山へ。


目的のルートは「バナナクラック」


クラシックルートでは「蜘蛛の糸」「イムジン河」に次ぐルートです。

なお、上記2ルートはオンサイトを逃しており、悔しい思いをしていました。

なので、このルートはオンサイトしたい!という気持ちはかなり強かったです。

しかし、この条件。

ダメでも言い訳はたくさん出来るなぁ。なんて事を思いながら、初めての仏岩へのアプローチを進みました。


紅葉がピークの小川山は枯葉のせいで踏み跡が不明瞭でしたが、比較的ストレートに辿り着けました。

最後の辺りは意外にトリッキーな感じでしたが、逆に葉が落ちていてくれたので、クラックをすぐに見つけられました。


辿り着いて、クラックを見上げると写真で見る程の威圧感を感じてない自分に驚き「お!?この雰囲気なら戦えるかな?」と感じました。


その後、登る準備をしながらクラックを観察。身体が冷え切ってしまうくらいに見つめていました。

登り始めようとした時に10時のアラームが鳴るのと同時に小雨がハラハラ。。。


まぁ、行ける気持ちなので取り敢えず取り付きへ上がり、さらに近くでクラックを観察。

ジャミングをしてみて呼吸を整えて、離陸。思ったよりもカムの番手が小さく、一旦、クライムダウン。

もう一度シッカリと見直してから、再スタート。

途中から手が悴んで感覚がなくなり、ジャミングが決まっているのかも分からないまま、何とか中間のレッジへ。

息が上がり、手の感覚もなく、胃の内容物が上がってくるのを必死に堪える事、15分。気がつけば小雨も止み、手の感覚も戻り、息もある程度は整った。

あとは5.10-のフィンガーを残すのみ。。。

しかし、登り始めると足が攣りそうだ。。。

攣らないようにそぉっと動きつつ、ラストのフィンガーパートの取り付きまで上がり、そこから登り始めようとすると、また足が攣りそうに。。。

またそこで足を振ったりして血流を上げつつ、レストを挟む。。。

そして、5.10-のパートを登り始めて数手のところで、ついに完全に足が攣りました。。。

十分に落ちれる感じでしたが「もう2度は出来ないから登り切りたい!」という思いで足を伸ばし、やっとの思いで最後のテラスへ這い上がった瞬間、足がまた攣り、そこへまた小雨がパラパラと。。。

急いでシューズを脱ぎ、伸ばしますが今度のは酷く、しばらくの間は立つ事すら出来ず悶絶していました。。。


やっと収まり終了点へクリップ、回収して地面に降りた時、安堵感と達成感、疲労感が一気に押し寄せてきました。


「バナナクラックのオンサイトに成功」

今年最後の小川山で最高の登りが出来ました。


小雨が降ったり、止んだりの中で長時間ビレイをしてくれた、アコちゃん。

いつもありがとうございます😊


クラックやマルチピッチ、クライミングの奥深さを教えくれた、小池さん。

ありがとうございます!

やりました!ヨセミテへの切符GET




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